昔の先生は、
『この道は恩を脱ぐ道。』と恩を「衣服」にたとえて教えて下さり、、、
【日を重ね、恩を重ねてどうもならん。】(M31.9.30)
と、自分はどれほどの「恩」を重ねて着ているのだろうか…と、
時々思案することの大切さを学ばせて頂きます。
おやさまは、
『鬼とはなあ、恩荷(おんに)という。』
と仰せられているように、鬼の正体とは、重たい「恩の衣服」で、
本来の自分(本心・良心)が隠れてしまっている姿を言い、、、
このお道は、「恩を脱ぐ道」=「本来の自分に戻る道」であることを教えて頂きます。
おやさまは、恩を脱ぐ方法として、
・ひのきしん(日の寄進)
・人助け(安心・喜び・助かりを広げる)
という「恩返し」の方法を教えて下さり、さらにまた、
『親が子となり子が親となり、互いに恩の送り合いをする。』
と、親子で互いに助け合うことも、「恩」を一枚ずつ脱ぐための、
日々の取り組みになることを教えて頂きます。
『恩を忘れぬのも、陽気暮らしの一つやで。』
と教えて下さっているように、「恩」の存在を忘れないことが、
陽気暮らしの基本であることを思い出して・・・
今日は、一枚でも恩を脱げる一日にしたいですね。
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