昔の先生は、
『もし道に迷って、東か西か分からなくなったら、大根の根を見なさい。』
と教えて下さり、
大根は自分を育ててくれた「お日様」には、
“決して足(根)を向けない”
と聞かせて頂き、いつも南と北に足(根)が向いていることから、
『大恩を忘れないから大根という。』
とも言われ、その心根の素晴らしさから、昔は神様の神饌物には、
第一に捧げられていたと聞かせて頂きます。
また、大根はどんな時も「御奉公(孝行)」の心を忘れないことから、
大根のお漬物を「おこうこ(お孝行)」とも言うと教えて頂きます。
神様のお言葉に、
【どれだけ偉い…力が強いと言うたとて…、
身の内かりものという真が分からねばどうもならん。】(M25.11.19)
【神一条の道を運ぶなら、何かのところ鮮やかと守護しよう。】(M23.5.6)
とあるように、もしも、人生の道に迷った時は、
「大根」のように、自分にとっての「大恩」を見つめ直し、
自分なりの「ご奉公(恩返し)」へと向かうことが出来れば、
鮮やかな道が切り開かれることを思い出して・・・
今日は、「大根の心根」を学ばせて頂きたいですね。
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