「直」という文字は「十の目でまっすぐ見る」という字だと言われ、
「10の目」で見れば、どんなに隠しても見破られることから、
“真実をまっすぐ見る”
この力を取り戻すことが「心直し」であることを学ばせて頂きます。
ある時、くねくねと曲がった松の木に「立て札」が置かれていました。
『この曲がった松の木を、まっすぐに見れた者に金1貫文をやる。』
それを見た人たちは、下から眺めたり、遠くから眺めたり、色々な見方を試しましたが、
誰も「まっすぐ」に見れた人はいませんでした。
その中で一人だけ、『なるほど。これは「曲がった松」なのか!』と、
曲がった松を「曲がった松」として「まっすぐ(ありのまま)見る」これが答えだと気付き、
見事に金1貫文を手にすることが出来ました。
このお話しのように、「まっすぐ見る」ということは、
どんな自分であっても、どんな相手であっても、どんな現状であっても、
“今はこれが必要・必然・最善 ”
と、今のありのままを認める(見止める・目止める)ことであり、、、
【材木好んではならん。中に一つ理ある。大きな心持って何でもという。】(M25.12.24)
と、たとえグネグネの道の中でも、ぐちゃぐちゃな気持ちの日が続いても、
その中に潜んでいる「理(尊い種)」を見ることが大切なのだと教えて頂きます。
【中の理を見て、めんめん早く心に悟らにゃならん。】(M21.7.4)
と、今の中にある「尊い種」をまっすぐ見ることが出来た時に、
天から「徳1貫文」のご褒美が贈られて来ることを思い出して・・・
今日は、大きな心で「今」を見直したいですね。
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